BODIK ODCSとは何ですか?
BODIK ODCSは地方自治体がオープンデータを公開するためのデータカタログサイトを無償で提供するクラウドサービスです。
オープンデータの取り組みを始めるには、インターネット上にデータを公開する場所を用意する必要がありますが、小さな自治体にもオープンデータの取り組みを始めてもらうために、2016年から本サービスを始めました。
公益財団法人九州先端科学技術研究所では、「誰でも簡単にオープンデータの利活用ができる社会を実現する」ことを目指し、オープンデータ公開からデータ利活用までを支援するBODIK事業を展開しており、BODIK ODCSはデータ公開の入り口の部分を支援するサービスになります。
誰が利用できますか?
全国の地方自治体の方、または地方自治体が関連する非営利のスマートシティ等の協議会やコンソーシアムの方にご利用いただけます。
元々は、九州・山口エリアの自治体支援のために、BODIK ODCSのサービスを始めましたが、他の地域の自治体の方からも使いたいというご意見をいただいたため、現在は日本全国の自治体の方からの申し込みを受付けています。
利用料金はいくらですか?
BODIK ODCSの利用料金は無料です。
オープンデータの研修、他サイトからのデータ移行、オープンデータの登録業務の代行などは、有償の委託としても受け付けています。詳細はお問い合わせからご連絡ください。
申し込んでからどれくらいで利用できるようになりますか?
サイト構築に必要な情報を頂いてから、こちらでサイトを構築します。
自治体さまにデータを登録いただき、利用規約などを整備して頂いてから利用開始となります。
自治体さまのデータ登録にどれくらいの時間がかかるかによりますが、通常は2週間程度は必要となります。
余裕を持って公開予定日の1ヶ月前に申込いただけると助かります。
申し込み方法を教えてください。
以下のURLのフォームからお申し込みください。
担当からメールで必要な情報についてご連絡させて頂きます。
申し込みからオープンデータサイトを公開するまでに必要な作業を教えて下さい。
- 事務局へ必要な情報の送付
以下の4つの情報を事務局へ送付してください。
メイン色、ロゴ、グローバルIPアドレス、担当者の情報 - 色とロゴの確認
事務局でテストサイトを作成します。色とロゴを確認いただきご連絡ください。 - オープンデータ登録と、利用規約、サイトについてのページを修正
色とロゴがOKになったら本番サイトを作成します。このサイトに実際にデータを登録いただき、利用規約、サイトについて(サンプルが予め記載済み)を修正いただき、サイトを構築して頂きます。 - サイト公開の連絡
公開の準備ができたら、自治体公式サイトからのリンク、内閣官房への連絡、事務局への連絡を行っていただき、サイト公開となります。
公開までに必要な作業を委託することはできますか?
打合せの上、色とロゴの確定しサイトを構築。最初に公開するオープンデータの元データのフォーマット変換を行いBODIK ODCSに登録。といった公開までに必要な一連の作業を委託で実施する事も可能です。詳細は自治体支援サービスをご覧ください。
アップロードするオープンデータの容量制限はありますか?
原則として1自治体で10GBを上限としております。10GBで足りない場合は個別にご連絡ください。
1TBを超えるようなクラウド上での大容量のファイル置き場のような利用はお断りしていますが、どんどんオープンデータを公開していただきたいため、可能な限り対応させて頂きます。
1つのファイルのアップロード可能なサイズの上限は500MBに設定しています。
LGWANで利用できますか?
インターネット上のサービスであるため、LGWANではご利用いただけません。
推奨ブラウザはありますか?
基本的には、どのブラウザでも動くと思いますが、運営側でGoogle Chromeでテストしていますので、Chromeの利用を推奨しています。
またタブレット、スマートフォンでも表示可能ですが、データセットの登録など管理者側の作業はPCで行う事を推奨しています。
アクセス数やダウンロード数を確認する事はできますか?
毎月1回、Google Analytics API、CKAN APIを利用して、閲覧数、ダウンロード数のレポートを作成しています。
作成したレポートはプライベートのデータセットとしてExcelファイルで登録されます。
データを一括して登録する方法はありますか?
原課にデータを登録してもらうためにはどうすれば良いですか?
BODIK ODCSに申し込みいただくと、組織の管理者のアカウントを1つ発行します。
組織の管理者は、自分の組織に編集者というユーザーを作成する事が可能です。
原課毎に編集者としてユーザーを作成いただくことで、課ごとのアカウントでデータを登録いただく事が可能です。
この場合は、原課がWebブラウザにログインして、データを登録する事になりますが、原課の負荷を軽減するためにメールでファイルを登録する仕組みも用意しています。
管理者がデータセットを予め作成しておいて、原課は特定のメールアドレスにファイルを添付して送信する事で、ファイルを新規追加したり、更新したりする事ができます。この場合は、ユーザーアカウントの登録は必要ありません。
ワークフローのような、上長に公開を承認してもらうような機能はありますか?
BODIK ODCSにはワークフローの機能はありませんが、運用で対応いただく事が可能です。
まず最初にプライベートというステータスでデータセットを登録します。
プライベートのデータセットは、一般のユーザーは閲覧できませんが、ログインしているユーザーは確認する事ができます。
この状態で権限を持った人に確認してもらった後に、プライベートからパブリックに変更して公開します。
このような手順で運用する事で、承認後の公開を行う事が可能です。
複数自治体にまたがる広域のオープンデータサイトを作る事はできますか?
BODIK ODCSでは、広域でのオープンデータ活用を推進するために、複数自治体を束ねた広域のオープンデータサイトも用意する事が可能です。
例)西九州させぼ広域都市圏
https://odcs.bodik.jp/sasebo-toshiken/
都道府県単位でのサイトを作る事も可能です。
ご利用は幹事自治体から申し込みいただきます。
ご興味がある自治体の方は問い合わせからご連絡ください。
オープンデータの取り組みを始めるにあたり、何のデータを公開すれば良いですか?
内閣官房IT総合戦略室が推奨データセットを公開しています。
推奨データセットは政府として公開を推奨するデータと、そのデータの作成にあたり準拠すべきルールやフォーマット等を取りまとめたものです。
何から公開して良いかわからない場合は、まずは推奨データセットを公開して、徐々に種類を増やして行きましょう。
オープンデータマップとは何ですか?
オープンデータの活用事例を体験していただくためのサンプルアプリケーションで、BODIK ODCSの標準機能となっています。
位置情報(緯度・軽度)を含む、CSV、Excelファイルを登録いただいた場合、自動で地図にピンを立てる機能を持っています。