[後編]Power BIってどう使うの?~はじめてのダッシュボード作成~(ダッシュボード作成~応用編)
この記事では、ビジネスにおける意思決定や課題解決に不可欠なデータ活用の第一歩として、Power BIの基本的な使い方の手順(データ収集~データ加工~データ可視化(ダッシュボード作成))を紹介しています。
「[前編]Power BIってどう使うの?~はじめてのダッシュボード作成~」で、データの収集から加工までを行いました。
では、早速このデータをPower BIに取り込んでダッシュボードを作成していきましょう。
[後編]はじめてのダッシュボード作成<基礎編>
STEP3:データの可視化(ダッシュボード作成)
ここからは一緒に手を動かして、下記のようなダッシュボードを完成させていきます。
[完成イメージ] ※この通りに出来なくても大丈夫です。
(主な作業内容)
- 背景の色を変える
色を変えておくと、これから追加するグラフなどの境界線がわかるので作業がしやすいです。
- テーブルを作る
データ確認用のテーブルを作成。今回は年・月・地域名称・人数の列のみ使用。
- 棒グラフを作成する
今回は年ごとに比較できるようにしたいので、集合縦棒グラフを使用。
- スライサー(フィルター)を追加する
スライサーを追加することで好きな項目に絞って分析が可能になります。
- ビジュアルを整える
赤枠のビジュアルや全般で配色や細かい表記の設定が可能。
はじめてのダッシュボード作成<応用編>
Web上に公開されているオープンデータを使って、自由に可視化してみましょう。
(参考情報)
総務省「s-Stat 政府統計の総合窓口」
沖縄県統計資料WEBサイト
沖縄県オープンデータカタログサイト
沖縄オープンデータプラットフォーム
沖縄県内各市町村のオープンデータカタログサイト
(読み込むデータで気をつけること)
読み込むデータは、行と列で構成されており、1行目に各列の項目名(タイトル)が付いている形式のものを ご使用ください(もしくはそのような形になるよう加工する) 。
このような形式のデータは、「構造化データ」と呼ばれます。
※画像や音声など、テキストとして明確に表現できないデータは「非構造化データ」と呼ばれます。
また、データ分析の分野では、列のことを「カラム」、行のことを「レコード」と呼びます。 1つのレコード(行)が、1件のデータを表しています。
(推奨できないデータ)※NG例
下記のような表は、人間にとっては見やすく理解しやすい形式ですが、コンピューター(機械)にとっては読み取りづらく、データ分析には適さない形式とされています。
Power BIを使用する際も、機械が正確に解釈できる「機械判読性」の高いデータを読み込むことを意識しましょう。
APPENDIX
① 講師が作成したダッシュボード ⇒ Power BI ダッシュボードサンプル
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データ活用に関するお悩みをお持ちの事業者のさま、是非この機会にご活用ください!
[問い合わせ先] 一般財団法人沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)
メール:opendata_event@isc-okinawa.org
担 当:金城、又吉