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FAQ
オープンデータとは何ですか?
オープンデータは、以下の3つの条件を満たすデータを言います。
- 営利目的、非営利目的を問わず二次利用可能なルールが適用されたもの
- 機械判読に適したもの
- 無償で利用できるもの
つまり、オープンデータは誰でも許可されたルールの範囲内で自由に複製・加工や頒布などができるデータとなります。「人口統計」や「公共施設の場所」などをはじめとした様々な公共のデータを市民や民間企業、データ提供者以外の行政機関など多くの方に活用してもらい、社会全体の発展に寄与することを目的として整備されています
なぜオープンデータが必要なのですか?
日本では、政府が国家戦略として、2012年に「電子行政オープンデータ戦略」、2013年に「世界最先端IT国家創造宣言」を掲げました。政府だけでなく、地方自治体も含めて公共データの活用のため、オープンデータを推し進める環境づくりを進めています。
また、官民データ活用推進基本法(平成28年法律第103号)において、国及び地方公共団体はオープンデータに取り組むことが義務付けられました。
オープンデータの推進の目的・意義を「電子行政オープンデータ戦略」にて3つ挙げています。
- 透明性・信頼性の向上
国民が公共データを活用して政府・自治体の政策等を分析し、判断することで行政の透明性の向上し、行政への国民からの信頼性の向上につながる。 - 国民参加・官民協働の推進
官民の協働による公共サービスの提供、さらには行政が提供した情報による民間サービスの創出が促進される。
創意工夫を活かした多様な公共サービスが迅速かつ効率的に提供され、諸活動におけるニーズや価値観の多様化等に対応が可能となる。 - 経済の活性化・行政の効率化
公共データを二次利用可能な形で提供することで、データを活用により様々な新しいビジネスが創出されるなど、企業の活動が効率的になること。
また、行政機関では政策決定事項などに公共データを用いて分析等を行うことで(EBPM)、業務の効率化、高度化が図られる。
オープンデータは行政機関だけでなく、民間企業・個人の手で活用されることで、行政改革、経済活性化につながることが期待されています。
オープンデータなのに、なぜライセンスが必要なのですか?
多くの人が著作権を侵害することなく手軽にデータを利用できるようにし、オープンデータを成功させるためです。
オープンデータは様々な人がデータを使えるようにする取り組みですが、その一方でデータが誰かの手によって作成された著作物である以上、権利者の許諾なしに無断で複製するなどの行為は原則として違法な行為(著作権侵害)になってしまいます。
そこで、クリエイティブコモンズ(https://creativecommons.jp/)によるライセンスの付与が行われることで、営利目的、非営利目的を問わず二次利用可能なデータとなります。
データは著作物なのですか?
著作物は一般に思想や感情の創作的な表現とされます。事実をそのまま記録しただけのデータ(通常、こうしたデータは「生データ」などと呼ばれます)であれば、それは思想や感情ではなく事実の表現であり、表現には創作性がない場合もあります。
ですが、生データについてはそのままでは利用できないことが多く、なんらかの思想や目的を持って(人々が便利に利用できるようになど)加工されたものがオープンデータとして整備されることがほとんどです。
そうした場合、そのデータは事実の取捨選択(不要データの除去等)、配列、体系的な構成などに創作性が認められ、結果として著作物と見做されることもあります。
日本の裁判所では「創作性」についてかなり低い基準で判断をする傾向にあるため、表現が他に見られない独特のものであったり、前例を見ない斬新なものであることなどを求めず、創作性を認めることが多いようです。
データが著作物であるか否かについては、専門家でもその判断が難しいこともあるため、やはり前出のようにライセンスを付与することで利用しやすくなることは間違いありません。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)とはなんですか?
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス : https://creativecommons.jp/licenses/)
とは、法律や技術に関する専門的な知識がなくても、自分の希望する条件を組み合わせることで、自分の作品をインターネットを通じて世界に発信することができる画期的なライセンスシステムです。
CCライセンスでは、多くのクリエイターが希望すると思われる典型的な条件を4つ準備し、それぞれ、アイコンでわかりやすく表示しています。
この4つの典型的な条件とは、「表示」「非営利」「改変禁止」「継承」です。クリエイターは、この4つのアイコンを組み合わせて、自分の作品の利用条件を発信することができます。
- 表示(BY)とは、作品のクレジットを表示することです。
- 非営利(NC)とは、営利目的での利用をしないことを意味します。
- 改変禁止(ND)とは、元の作品を改変しないことを意味しています。
- 継承(SA)とは、元の作品と同じ組み合わせのCCライセンスで公開することを表しています。
CCライセンスは、これら4つの条件を組み合わせたてできており、全部で6種類あります。
詳細については、クリエイティブ・コモンズのWEBサイトで確認してみてください。
本基盤で公開されているデータの多くは「CC BY 4.0」(表示 4.0 国際 : 原作者のクレジット(氏名、作品タイトルなど)を表示することを主な条件とし、改変はもちろん、営利目的での二次利用も許可される最も自由度の高いCCライセンスです)にて提供されています。
CC0とはどのような利用ルールでしょうか?
CC0(シー・シー・ゼロ)とは、著作権が生じている著作物やデータについて、自発的に権利を放棄して、パブリックドメインにしようという宣言です。
他の CC ライセンスが著作権を前提として「利用の許諾を行う」のに対して、CC0 は
- 著作権を放棄し、
- 放棄できない権利は無条件かつ永続的な利用許諾を行い、
- 利用許諾も無効な場合には権利行使をしないということを「確約する」
という構成になっています。
CC0の宣言がなされたデータは、出所(クレジット)の表記も不要で、自由に利用することができます。
同時に、当該作品・データに関するいかなる責任も負わず、いかなる表明・保証も行わないことを宣言します。
なお、利用規約に以下のような条項が含まれていれば、対象のデータの利用ルールをCC0と宣言することにより、カタログサイトまたはwebページにCC BYのデータとCC0のデータを混在して掲載できます。
「ただし、本データのうち個別の利用条件が定められているものはそれによります」
「なお、リソースに個別のライセンスが定められているものはそれによります」
本基盤においても「ただし、本データのうち個別の利用条件が定められているものはそれによります」の条項が記載されているため、CC0と宣言されているデータについては、パブリックドメインの扱いとなります。
二次利用とはどのような利用をいうのですか?
データの複製、加工、公衆送信、貸与、頒布、転載等の利用となります。
どのようなファイル形式でデータが公開されていますか?
Webの発明者でありLinked Dataの創始者でもあるティム・バーナーズ=リーは,オープンデータのための5つ星スキームを提案しています。( https://5stardata.info/ja/ )
「★」は、オープンライセンスでデータが公開されていることを表しています。ファイル形式などは問いません。
「★★」は、データが構造化されていることを表しています。エクセルなどが典型的な例になります。
「★★★」は、特定のソフトに縛られることなくだれでも利用できる形式であることを表しています。例えば、エクセルのデータをCSVに変換して公開すると、星3つのレベルになります。
「★★★★」は、データを一意に識別できるように識別子としてURI(Unified Resource Indicator)を使用していることを表します。データを表現する方法としては、RDF(Resource Description Framework)が用いられます。
「★★★★★」は、データとデータを結合したリンクト・オープンデータになっていることを表しています。データ同士が相互にリンクされることで、データのウェブができあがります。
本基盤で公開されているデータの多くは「★★★」以上を目指して整備されています。
各自治体が公開するデータについては「★★」レベル以上で整備されているものが多いようです。
掲載データに関する意見や要望などは、どこに連絡すればいいですか?
本サイトや本サイトに掲載されているデータセットに対してのご意見、掲載してほしいデータセット等のご要望については、ご意見・ご要望受付フォームをご利用ください。
沖縄オープンデータプラットフォームの利用は無料ですか?
はい、無料で利用可能です。
沖縄オープンデータプラットフォームを利用した結果、損害等が生じた場合は誰が補償してくれるのでしょうか。
利用者による本サイトの利用若しくは本サイトへの接続、利用者の本規約違反又は利用者による第三者の権利侵害に起因し、又は関連して生じた全ての苦情及び請求については、利用者自身の費用と責任で解決するものとし、沖縄県は一切責任を負いません。
詳しくは利用規約をご覧ください。
データはいつ更新されますか?
沖縄オープンデータプラットフォームのデータカタログに登録されているデータは
- 沖縄データプラットフォームにて整備するもの
- 各自治体によって整備される公的データ
- 民間事業者による自主的なデータの公開
等を幅広く収集し、県内企業のデータ利活用等に寄与するものを優先的に登録しています。
従って、データの更新については、それぞれの自治体や民間企業の更新状況によります。
なんらかの更新があったデータセットについては、新着情報( https://odcs.bodik.jp/okinawa-dpf/news/ )に更新情報が掲載されます。